ザ・ダイバー

不屈の精神を持つ兵士の実話を映画化。50年代、黒人青年ブラシアは米海軍に入隊。人種差別にめげず、鬼教官サンデーのシゴキにも耐えぬいた彼は、晴れて海軍のダイバーになった。だが、その後も事故や懲戒処分など、数々の困難が彼の前に立ちはだかる。
ジョージ・ティルマン監督 ロバート・デ・ニーロ、キューバ・グッディングほか (2000年米)
▲「ザ・エージェント」ノアカデミー賞俳優C・グッディング・ジュニアが、主人公ブラシアに。人種差別や肉体的なハンデをも克服していくド根性の持ち主を、力強く演じる。

☆☆☆☆

ロバート・デ・ニーロも、ぱっと見はただのオヤジですけど、演技をさせるといい感じですねぇ。人はみかけで判断してはいけません。
今回も鬼教官の役で、いい味を出していますよ。
教官の時に見せる厳しい面と、クライマックスの公聴会でブラシアに見せる態度の違い。さらに上官とやりあって降格していく複雑な役の心境を演じていますよ〜。
最後の場面は目頭を押さえてしまうぞ。



未だに謎です・・・

映画の中で
主人公が父親からラジオをもらいます。
このラジオが作品の中では、
結構重要なアイテムとなっていきます。

で、このラジオ。
買って来たやつなのか、
拾ってきて修理したやつなのかはわかりませんが、
いい意味でハンドメイドっぽい感じのラジオなのです。

みなさんも、
小さいころってラジオ作りませんでしたか?
たぶん「ゲルマニウムラジオ」とか言うんだと思うんですが
エナメル線かなんかを
一生懸命グルグル巻いてコイルを作って
それに、(今ではどうつないだかわからないけど)
なんか線をつないで、イヤホンをつけると
あらびっくり。
ラジオの放送が聞こえるのだ。
コイルの中にある棒を動かしてみると
違う放送局も聞こえてしまうのだ。
おおおおお!すごい!!。

自分が作ったやつは
学研の「5年の科学」とか
その類いの付録でついて来たラジオだと思います。
そう考えると、
あの学研の付録は
実に色々なものがついてきたような感じがするな〜。
「カブトエビセット」とかいって
変な生き物を飼育した時もあったし、
「変な試薬セット」では、
あやしげな薬がついて来ました。

うんうん、今となっては、あの付録の類いは
取っておけばいいコレクションになっただろうに
毎月、すごいものがついて来ましたね。
本とセットで当時は700円くらいなんでしょ。
あれを毎月考える人はすごいね。あの予算の中で。
及川の科学する心はあのころ養われたな〜。

ま、それはさておき、その及川が作ったラジオ。
今、あらためて考えてみると
コイルを作ったり電線はグルグル巻いたりいっぱい使いましたが
実は、なぜか電池を使っていないのだ。
電池を使わなくてもラジオが聞こえたのだ。
コイルの中で磁力があれば
「右ネジの法則」のように電流が流れますけど
それでラジオが聞こえていたのかな?
それとも聞いていた電波の波がめちゃめちゃ執念深くて
電池が無くても聞こえていたのでしょうか?

今となっては
どうやって作ったかもわからないので
再製は不可能に近いものがありますけど
いまだにあのラジオは謎です。
さらに、それを付録につけてくる学研のすごさは
もっと謎ですね〜。


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