2004/04/11 Sun
もし、世渡り上手だったなら


THE PASSION OF THE CRIST

世界一有名な原作の映画化。 2000年を経た現在でも人々の心に生き続けている神の子、イエス・キリスト最後の12時間と復活を、「ブレイブハート」でアカデミー賞を席巻したメル・ギブソンが12年もの構想歳月を費やして映画化。2500万ドル(約27億円)という私財を投じ、ラテン語とアラム語で脚本をてがけ、アメリカ公開はなんと英語の字幕をつけて上映するという、まさにメル・ギブソンの情熱の全てを注いだ渾身の衝撃作。

ジム・ガヴィーセル、モニカ・ブルッチほか、メル・ギブソン監督(2004年米・伊)


 

3月にNYに行った時に
見て来たよ。
ちなみに日本での公開は5月1日。
東京では、
新宿高島屋の中にある
「テアトルタイムズスクエア」などで
やるらしいです。

     *     *     *

そんなこんなで
バナナを食べながらみていました。

……が、
これまたすごい映画だった。
何やら、アメリカでは
衝撃のシーンを見て
心臓発作を起こした人もいるとか、いないとか。

見る前に、
「内容が、えげつないらしい……。」という話は
小耳にはさんでいましたが、
ま、ま、ま、まさしく、その通りだった。がーん。

     *     *     *

及川は、ミッション系学校に通ったことがないので
キリスト教は、さほどわかりませんが
どうして、キリストさんは
もっと世渡り上手にならなかったのだろう???
素朴な疑問。う〜む。

ゴルバチョフみたいに
もっとユダヤ教を内部から改革して
ペレストロイカすれば
あんな、ムチでピシピシされたり
はりつけにもならなかっただろうに。。。

それでは、だめだったのかなぁ???

西暦313年まで待てば
ローマでもキリスト教が公認されるのにねぇ。。。
う〜む。

あるいは、自分の信者と
仲間の動物を集めて
ムツゴロウ王国みたいに
どこかに国を作ってしまうとか。。。

そこまでして、ユダヤ教の人々やローマの総督に
反抗しなくてもねぇ。。。

ムチでピシピシやられているのが
これがまた見ていて痛いのだ。
はりつけにされるのも
これまた見ていて痛いのだ。がーん。

なんか、ガリガリに痩せちゃっているしさぁ。。。
どこかの「なんとか真理教」の教祖とは
まったく違うよ、あんた。

     *     *     *

もし、キリストさんが
めちゃめちゃ世渡り上手な性格だったら
世界の歴史が変わっていただろうねぇ。

お祈りの仕方も
両手をすり合わせて「ゴマスリ」のポーズに
なっていたりして〜。
お祈りの言葉も
「もーかりまっか、ぼちぼちでんな〜、アーメン」に
なっていたかも知れないじゃん。

世界の歴史は
どこでどう転がっていくのか
まーったくわからないねぇ。

あらためて実感。
そんな映画でした。


及川の「つぶやき」
☆☆☆☆

とにかく『痛い』。

あれって、実際にピシピシ
ムチではたかれているのかなぁ???
すごい見ていて『痛い作品』だったよ。

とにかく、見に行く人は
覚悟を決めて行った方がいいよ。
持って行ったバナナは
なるべく映画の最初の方で食べるように。。。
後の方になって来ると
とても食べれる雰囲気ではなくなります。。。

ある程度、時代考証をして
セットもそれなりに似せて作ってあるようなので
色々と細部も見てみると楽しいよ。


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