ペイ・フォワード

アル中の母に育てられたトレバー少年は「他人への親切の輪が広まれば世界が変えられる」と信じている。そこで、心を閉ざしている教師シモネットは『世界を変える方法』を実行しろとトレバーに提案。
一方、トレバーが母とシモネットを結び付けようとする中で
大人達は家族関係を考え直していく。

(2000年アメリカ)
ミミ・レダー監督、ケビン・スペイシー ヘレン・ハント、ハーレイ・ジョエル・オスメント

▲「シックス・センス('99)」に続き、本作でも迫真の演技を見せている12歳のハーレイ君。K・スペイシーとH・ハントのアカデミー主演賞コンビと対等に渡りあい、大人の賢さももった俳優だと、監督のM・レダーがほめちぎっている。

★★★★
この映画に、男の子の母親役で出演していたヘレン・ハントさん。
ついこの前見た「ハート・オブ・ウーマン」にも出ていましたね〜。敏腕キャリアウーマン役でした。
それが今回はアルコール依存症の母親役。そのギャップの凄さもさることながら見事に演技をこなしている点にも感心します。2作を続けてみると面白いかも。



あんな時代もあったねと…

子供のころは純粋だったな〜。
人を疑うことを知らなかったもんな。
純粋に人を信じて
親切運動をしようというトレバーに
昔の自分をみたような・・・。

こんな及川は、今でも純粋だと思っていますが
やはり、物心ついたときには
疑うことを覚えていました。
何が原因だたのでしょうか?
高校生の頃までは
街で声をかけられると
大体止まって話を聞いてあげたものだ。
道を聞くのかと思ったら
ほとんどが宗教の勧誘だったりしたんだよな〜。

それからかな?あんまり立ち止まらなくなったのは。
と、ということは
及川を純粋の固まりから
世俗の世界にひきづりこんだのは
「道端の宗教勧誘者」ということだ!!

人を助け導くはずの宗教が
人を疑いの世界に導くとは・・・。
罪作りだな。

そんなことがあって、
大体道を一人で歩いているときの及川は
世の中の何にでも疑念の目を向け
険しい顔なのだ。
すべて、よくわからん宗教勧誘者のおかげなのだ。
でも、根は純粋なのよ。

映画を見ながら
過去の人生を振り返って
妙な結論に達した及川なのでした。

ところで、昔、小学生のころ
「小さな親切運動」っていうのが流行ったのですが
あれって、今でもやっている人がいるのかな?
へんてこな花が書いてあるそのポスターも
ここ15〜6年見たことがないし。


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