バーティカルリミット

無謀な救出作戦の行方を追う山岳アクション。若き女性登山家アニーがヒマラヤ山中で遭難し兄のピーターは5人の協力者とともに爆破用のニトログリセリンを背負って救出に向かうと決意。雪山の悪天候や過酷な地形に苦しめられ途中で死者が出てしまう。

(2000年アメリカ)マーチン・キャンベル監督、クリス・オドネル ロビン・タニー

▲雪のヒマラヤ山脈を登る男女6人のすさまじい苦闘が展開。壮大なロケーションと最新SFXをフルに生かし見るものをノンストップのスリルに巻き込む娯楽大作。

★★★★
ヒマラヤの様子を再現するために世界中を色々探しまわってニュージーランドで撮影したらしい。そんなに探すなら、いっそのことヒマラヤで撮ればいいのに。雪崩の様子なんかはかなり迫力はあるのですが上の写真のように「えいっ!」と谷を飛び越えたり
ずるーっと滑って間一髪の所で助かるなんてのは、迫力がある以前に子供騙しです。ダメです、あんなの。



ひとりのために…

結局の所、ひとり助かりました。
で、その人を助けるために確か5人が死にました。

そう考えると、助けに行った方が被害が広がったのだから
遭難をするような登山をしたパーティーの責任もですが
救助隊の責任者の責任を問われてもおかしくない状況です。
どんどん人が死んでいくので、やな感じです。

ま、映画だからいいのですけどね。
実際はそこまで危険な捜索はしないはずだしね。

よく考えてみると
実際の生活の中にこんなことってよくありますよね。
駅で10円玉を発見した時、
それを拾おうとして屈んだら
胸のポケットに入れておいた携帯電話が落ちて
携帯を拾おうとしたら
駅の看板に頭をごつんとぶつけるなんてこと。
10円のために
かなりの犠牲を払ってしまうのだよな。

今度からは10円を発見した時には
注意しなければ・・・
決意を新たにした、及川でした。


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