ホワイトアウト

平凡な男とテロリストとの壮絶な死闘を描く本格アクション。日本最大のダムを占拠した武装テロリストが政府に50億円を要求。運良く難を逃れたダム従業員・冨樫だったが、人質となった亡き親友の婚約者・千晶と仲間達を救うべく、ひとりで反撃する。

(2000年東宝)若松節朗監督、織田裕二 松嶋菜々子 佐藤浩市 石黒賢

▲婚約者・吉岡を雪山の遭難で失った千晶役に松嶋菜々子。
冨樫のことを、吉岡を見捨てた男として見続ける演技に注目。
わりと笑えます。

★★★★
織田裕二や松嶋菜々子ファンの皆様にはおすすめの一本です。・・・けど、及川のようにそうじゃない人は「・・・」です。
めちゃめちゃ無理があるアクションやストーリー展開にかなり絶句しますよ。まあ、それはそれで面白いですけどね。「なんでそうなるの?」っていう感じ。



何をやっても…

やはり主役の貫禄なんでしょうか?
織田裕二は何をやっても死にません。
どれだけバンバン撃たれても
水道管の中を逃げて、水を流されても
なぜか死にません。

周りのみんなはどんどん殺されていくのに。
あれだけの事をされたら
普通の人は30回くらい死んでます。

やはりそうなのだな。
桃太郎侍も何十人を相手にしたって死なないし
チャーリーズエンジェルも死なないんだよな〜。

逆に言うと何をすれば死ぬのか考えるのが
楽しそう。
犯人になったつもりで。

でも、こういうのって時々いますよね。
新聞紙を丸めて
ゴキブリを「えいっ!」とたたいても
うま〜くすり抜けて、また『ササササ』って行っちゃう。
さらに「えいっ!」ってやってもダメ。
最後には閉まっているドアの、
めちゃ細い隙間に入っていってしまうのだな。

そっか、
織田裕二も桃太郎侍もチャーリーズエンジェルも
元をただせば「ゴキブリ」なのか。
結局、織田裕二を倒せずに
失意のまま死んで行った犯人達の無念さが
よくわかるよ。
「ゴキブリ」に逃げられたときって
めちゃめちゃむかつくもんね。
(今回は強引な話の展開で申し訳ない・・・)



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