あらまぁ。
こんな時間に…。

じーっと見てみると
すごいねぇ、サンダーバード。

あのセットの細かさというか
リアリティはすごい。

昭和40年代初頭に
このリアルさで作るとは。う〜む。

でも…
人形の動きは…。

どうしてあんなに頭が
カクカク動くんだろうねぇ。

リアルな人間は
あんなにカクカク動かないだろ、あんた。

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

そんなこんなの今日この頃。

そういえば、昨日、
久々に『サザエさん』を見たよ。

あああああ、
波平さんは
相変わらずハゲてるねぇ。

育毛剤は使わないのかねぇ。

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

で、昨日の『サザエさん』では
何やら、カツオ君が
「おしくらまんじゅう」をやっていた。

あららら。

「おしくらまんじゅう、押されて泣くな！」
カツオ君と愉快な仲間達は
やってます。

その話を聞いて
波平さんはつぶやく。
「わしも子供の頃は、
　よく『おしくらまんじゅう』で遊んだもんだ〜」

ふ〜ん。
波平さんは子供の頃にやったのねぇ。
へぇ〜。

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

と、感心している場合ではないよ、あんた。

「『おしくらまんじゅう』で遊んだ」だと？
はぁ？

あれって遊びだったのか…。
う〜む。

及川は子供の頃に
「おしくらまんじゅう」の存在は知っていたけど
そんな遊びは
しなかったぞ、あんた。

だ、だ、だ、だって
楽しくないじゃん。

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

というのも…

「おしくらまんじゅう、押されて泣くな」って
繰り返して、
わぁわぁやるだけじゃん。

オチがないだろ、あんた。

例えば、押されて泣いてしまった人が
恐怖の罰ゲーム…とか、

あるいは、泣いてしまった人が
顔に墨で「×」と書かれるとか…

そんなのがないじゃーーーーん！

ただ、押されて
わぁわぁやっている遊び…。

そんな遊びは楽しくなーーーーーーい！

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

一体、「おしくらまんじゅう」の
何が楽しいのでしょうか？

そして、「おしくらまんじゅう、押されて泣くな！」は
いつまで繰り返すのでしょうか？

誰かが泣くまでやるのが
本当の「おしくらまんじゅう」なのでしょうか？

あああ、本当の
「おしくらまんじゅう」って
一体、何が楽しい遊びなのだー？

あああ、めっちゃ疑問なんだけど。

　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

サザエさんを見ながら
疑問にくれる及川。

あああ、
「プレステ」が席巻するこの現代に
どうしてカツオ君は
あんなオチがない遊びを
やっているのでしょうか？

う〜む。悩む。

考えれば考えるほど、
答えが出ず。

何か、今日は悩み過ぎて
及川自身が
「サンダーバード」の人形のように
頭がカクカクしそうだよ、あんた。