2006/08/09 Wed
恐怖のコースター

 

ニューヨーク旅行中です。
及川です。

メトロポリタン美術館の
ミュージアムショップでお買い物をしていたら

知らないアメリカ人のオヤジから
「すみません。この地球儀の、違うタイプはないか?」とか
聞かれた。

あのーーーー。
及川は、店員ではないのですが………。

「ごめんなさい、わかりません。」と答えると

オヤジは「どうして店員なのにわからないのだ???」という
怒りの表情を及川になげかける……。

だからーーー。
及川は店員ではないんだってば。。。

勝手に、店員と間違えておいて
勝手に怒るな、あんた。

怒りたいのはこっちだよ…。とほほ。

     *     *     *

そんなこんなの今日この頃。

昨日は、
コニーアイランドに海水浴に行った
お話でしたよね。

し、し、しかし!!
コニ−アイランドにあるものは
海だけではないのだーーーー!

     *     *     *

そう、以前特集したように
コニーアイランドには
うらぶれた遊園地があるのだ。。。

   以前の特集はこちらから。

ほらね。

     *     *     *

で、前回来た時は、
シーズンオフの、しかも火曜日だったので
ほとんど営業をしていませんでしたが

今回は!

シーズン中の、しかも日曜日ということで!!
営業しまくりではないかーーーー!

おおおおおおおおお!

しかも!

   

ほら、お客さんも、うじゃっといます。

というか、前回乗れなかったから
わざわざ、今回は人がいるであろう
日曜日にやって来たのだーーーーー!

     *     *     *

で、わざわざコニーアイランドの遊園地に来たからには
や、や、やはり!
あれしかありません!!!

ふふふふふ。
乗るものは決まっています!!!

がーーーん。

その乗り物とは!!!
な、な、な、なんと!!!
あらまぁ、びっくり!

   

こんな子供達が乗る
カエルのやつではなく!

   

「サイクロン」なのだーーー。

早い話、ジェットコースターなのだ。

HOW SWEET IT IS…とか書いてあるぞ。
なんだ、それ?

そんなSWEETなのか?

   

ま、確かに、
絶叫マシーン全盛の今となっては
こんな、上がって下がってビューンなんてものは

子供だましかもねぇ。。。

だからSWEETなんだろうねぇ。

     *     *     *

し、しかし…
このサイクロン。
問題があるのだ…。

   

木造なのだ。。。

木造コースターは
日本でもちらほら見かけますが、

そのコ−スターの決定的な違いは…
サイクロンは………
ボロいのだ。古いのだ。

今にも、壊れそう…というか、
多分、もう半分くらいは壊れているのだ…。

がががーーん。

     *     *     *

しかし!
はるばる日本から来たからには
ここは乗らなくてはいけません!!!

「SECURE HATS」

おおおお。帽子は飛ばされないように注意か…。

と、思ったら!
あらまぁ、なんと!!!

   

WIGS???

おおおおおおお。
カツラも飛ばされるってよ、あんた。

こりゃ、ヅラの人は気をつけないとねぇ。。。

出発した時と
帰って来た時が別人じゃねぇ。
それは恐怖だねぇ。。。

     *     *     *

ま、そんな注意書きを読みながら
ついに、及川と、愉快な仲間たちは
サイクロンに乗り込んだのだーーーーー!

   

昔ながらの……ということで
今のモノに比べたら
まったく怖くないでしょ。楽勝。。。

と思いつつ乗ってみる及川。

ガコガコガコガコガコ…(坂をのぼる音)
ガガガガガガガガガ
ゴーーーーーー(走る音)

「ギャーーーーーーーーーーーーー」叫ぶ及川。

「ごめんさーーーーーーい!」謝る及川。

「勘弁してくれーーーー」弱音を吐く及川。

「痛、痛、痛いって、あんたーーーー!」さらに叫ぶ及川。

「‥‥‥‥‥。」もう言葉が出ない及川。

     *     *     *

で、到着。。。。

がががががーーーーーん。
怖かった。
甘く見てすまん。。。

こいつは怖い。

な、な、な、なんせ
及川が!!!!!

こ、こ、こ、こともあろうに!!!!

こ、このサイクロンで!!!!
あらまぁ、びっくり!なんでまた!!

  

右腕を負傷。

ががががががーーーーん。

     *     *     *

このサイクロン。
縦に落ちるのが6回くらいある。

かなり怖い。

ま、それはそれでいい。

問題は、横揺れだよあんた。
狭い所を無理矢理曲がって行くので

ガックンガックン、横に揺れて
その度に
及川は、コースターの横壁にぶつけられ
手もとにある安全バーに
腕を、バコンと打ち付けていたのだーーーーーー!

「痛い、痛い」と言っていたのは、
そのためだったのだーーー。

     *     *     *

ああああ、恐るべしサイクロン。
まさに、恐怖のコースターなのだーーーー!

みなさんも、是非1度どうぞ。
ケガするけど…。

     *     *     *

で、ここで話が終われば
それは、それで、笑い話にもなるであろう。。。

し、し、しかし。
悲劇は、ここから始まったのだ。

ああああああ。

まさしく、このコースターに乗った事で
及川は呪われてしまったのだーーーー。
何かにとりつかれてしまったのかも知れません。

がーーーん。

その恐怖の呪いとは……。
及川が、その翌日、
ボストンで気付くことになる。。。

ががががーーーん。

その恐怖の呪いとは!!
生きた心地がしない、恐怖とは!!!

な、な、な、な、なんと!
謎が謎を呼んで次回につづく…。
  


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