インフルエンザは
かなりよくなってきました。
食欲がないにもかかわらず
「栄養をとらなければ!」と
無理して、
毎日、トンカツ、寿司、エビフライ…と
すごいものばかり食べていたからねぇ。
頑張った甲斐があったなぁ。
* * *
そんなこんなの
元気になって来た今日この頃。
電車に乗っていた及川。
すると横にいた女子高生2人組が
何やら話を始めたよ。
女子高生A:
「ヘレンケラーってすごいよねぇ。」
女子高生B: 「そうだよねぇ。」 |
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むむむ。
ヘレンケラーに感心したのねぇ。
そりゃ、よかったねぇ。
電車の中でも話題にするほど
感心したのねぇ。。。
* * *
で、さらに
話の展開を聴く及川。
仲良し女子高生2人組は話す。
女子高生A:
「でも、ヘレンケラーの先生もすごいよねぇ。」
女子高生B: 「そうそう。すごい。」 |
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ふ〜ん。
すごい人がいっぱいいるじゃん。
で、どうなるのだ、この話は?
女子高生A:
「で、先生の名前って何っていったっけ?」
女子高生B: 「あれ?なんだっけ?」 |
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おい、お前ら…
感心しているはずなのに
どうして名前を忘れる?
女子高生A:
「ほらほら…、『タ』から始まる…」
女子高生B: 「そうそう。えっと、タ…、タ…」 |
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ん?
あら?先生の名前って
「タ」から始まったか?
確か「サリバン先生」じゃ
なかったか?あんた。
全然、「タ」なんて入ってないじゃん。
一体、どうなってしまうのでしょう…。
* * *
先生の名前で悩む
仲良し女子高生2人組。
そうこうしているうちに!
な、な、な、なんと!!!!
女子高生Aが
先生の名前を思い出したようです!
おおおおおおおお!
女子高生A: 「あっ、わかった!!!」
女子高生B: 「えっ?誰?誰?」
女子高生A:「タリラン先生!!!!」
女子高生B: 「あっ、そうだーーーー」
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うっ…。
「タリラン先生」。
何となく、言葉の響きは似ているけど
でも、全然違うではないか。
女子高生Bも
「そうだーーー」と納得するな!!!
『タリラン』では
「タリラリラーンの こにゃにゃちわ」で
天才バカボンになってしまうではないか!!!
これでは
サリバン先生も浮かばれません…。
あああ。
最近の女子高生は…。
* * *
しかし!
そんな絶望する及川に
希望の光が!!!!
あああ、世の中
捨てたものではありません。
な、な、な、なんと!
あらまぁ、びっくり!
女子高生Bが
間違いに気付いたようです!
おおおおおおお!
女子高生Bは、
結構、できる人間だったのではないか!!!
いいぞ!女子高生B!
間違いを正して
女子高生Aをギャフンと言わせるのだ!
行け!
及川の期待を一身に背負う女子高生B。
そして
その女子高生Bが口を開く!!!
女子高生B: 「タリラン先生じゃないよ〜。」
女子高生A: 「えっ、じゃ、なんだっけ?」
女子高生B: 「ほら、『タリバン先生』じゃん。」
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が、が、が、が、がーん。
タリバン先生…。
あああああ。
いつからヘレンケラーの先生が
ビンラディンから資金援助を受けた
テロ組織に
なってしまったのでしょうか???
ああああ。
これでは、サリバン先生も
一緒にアフガニスタンに潜伏しなければいけません。
あああああ。
* * *
その後、電車の中では
その先生の感動悲話で
盛り上がったものの
結局、最後の最後まで
先生の名前は
タリバン先生のまま…。
あああ、お前ら、
サリバン先生に感動したのではなかったのか!!!!
名前くらい覚えてくれ〜!
* * *
そんな世界的なすごい人も
女子高生にかかっては
なすすべがありません。
ああああ、気の毒に、サリバン先生。
やはり、女子高生。
怖いもの知らず。。。
あんたらが、一番すごいかも。
でも〜、
しっかりと人の名前は覚えましょう!
横で話を聴いていて
何回、及川が
「サリバンだろ!」と
突っ込みを入れたくなったことか…。
ああああああ。
さっき食べたトンカツが
消化不良になりそうだよ。。。
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