2005/02/22 Tue
すごい女子高生…

 

インフルエンザは
かなりよくなってきました。

食欲がないにもかかわらず
「栄養をとらなければ!」と

無理して、
毎日、トンカツ、寿司、エビフライ…と
すごいものばかり食べていたからねぇ。

頑張った甲斐があったなぁ。

     *     *     *

そんなこんなの
元気になって来た今日この頃。

電車に乗っていた及川。

すると横にいた女子高生2人組が
何やら話を始めたよ。

女子高生A: 「ヘレンケラーってすごいよねぇ。」
女子高生B: 「そうだよねぇ。」

むむむ。
ヘレンケラーに感心したのねぇ。
そりゃ、よかったねぇ。

電車の中でも話題にするほど
感心したのねぇ。。。

     *     *     *

で、さらに
話の展開を聴く及川。

仲良し女子高生2人組は話す。

女子高生A: 「でも、ヘレンケラーの先生もすごいよねぇ。」
女子高生B: 「そうそう。すごい。」

ふ〜ん。
すごい人がいっぱいいるじゃん。

で、どうなるのだ、この話は?

女子高生A: 「で、先生の名前って何っていったっけ?」
女子高生B: 「あれ?なんだっけ?」

おい、お前ら…
感心しているはずなのに
どうして名前を忘れる?

女子高生A: 「ほらほら…、『タ』から始まる…」
女子高生B: 「そうそう。えっと、タ…、タ…」

ん?

あら?先生の名前って
「タ」から始まったか?

確か「サリバン先生」じゃ
なかったか?あんた。
全然、「タ」なんて入ってないじゃん。

一体、どうなってしまうのでしょう…。

     *     *     *

先生の名前で悩む
仲良し女子高生2人組。

そうこうしているうちに!
な、な、な、なんと!!!!
女子高生Aが
先生の名前を思い出したようです!

おおおおおおおお!

女子高生A: 「あっ、わかった!!!」
女子高生B: 「えっ?誰?誰?」

女子高生A:「タリラン先生!!!!」
女子高生B: 「あっ、そうだーーーー」

うっ…。
「タリラン先生」。

何となく、言葉の響きは似ているけど
でも、全然違うではないか。

女子高生Bも
「そうだーーー」と納得するな!!!

『タリラン』では
「タリラリラーンの こにゃにゃちわ」で
天才バカボンになってしまうではないか!!!

これでは
サリバン先生も浮かばれません…。

あああ。

最近の女子高生は…。

     *     *     *

しかし!
そんな絶望する及川に
希望の光が!!!!

あああ、世の中
捨てたものではありません。

な、な、な、なんと!
あらまぁ、びっくり!
女子高生Bが
間違いに気付いたようです!

おおおおおおお!

女子高生Bは、
結構、できる人間だったのではないか!!!

いいぞ!女子高生B!
間違いを正して
女子高生Aをギャフンと言わせるのだ!
行け!

及川の期待を一身に背負う女子高生B。
そして
その女子高生Bが口を開く!!!

女子高生B: 「タリラン先生じゃないよ〜。」
女子高生A: 「えっ、じゃ、なんだっけ?」

女子高生B: 「ほら、『タリバン先生』じゃん。」

が、が、が、が、がーん。

タリバン先生…。
あああああ。

いつからヘレンケラーの先生が
ビンラディンから資金援助を受けた
テロ組織に
なってしまったのでしょうか???

ああああ。

これでは、サリバン先生も
一緒にアフガニスタンに潜伏しなければいけません。
あああああ。

     *     *     *

その後、電車の中では
その先生の感動悲話で
盛り上がったものの

結局、最後の最後まで
先生の名前は
タリバン先生のまま…。

あああ、お前ら、
サリバン先生に感動したのではなかったのか!!!!

名前くらい覚えてくれ〜!

     *     *     *

そんな世界的なすごい人も
女子高生にかかっては
なすすべがありません。

ああああ、気の毒に、サリバン先生。

やはり、女子高生。
怖いもの知らず。。。
あんたらが、一番すごいかも。

でも〜、
しっかりと人の名前は覚えましょう!

横で話を聴いていて
何回、及川が
「サリバンだろ!」と
突っ込みを入れたくなったことか…。

ああああああ。
さっき食べたトンカツが
消化不良になりそうだよ。。。


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