早稲田実業が優勝したねぇ。。。
あの早実のピッチャー。
とりあえず、
慶應に入ってくれないかなぁ。。。
そうしたら、来年以降は
安泰なんだけどねぇ。。。
* * *
そんなこんなの今日この頃。
昨日は、ボストンから電車というか汽車で30分。
セーラムという港町のお話を
お届けしましたよね。
今日は、その続きです。
昨日の話はこちらからどうぞ。
* * *
さて、昨日は
「魔女博物館」に
及川が潜入したところまで話が進んでいました。
こちらです。
魔女博物館には
どんな人がいるのでしょうか???
やはり、みなさん魔女の血筋をひいているのでしょうか?
魔法も使えてしまうのでしょうか???
最初から、コスプレ魔女が
勢ぞろいなのでしょうか???
う〜む。
* * *
恐る恐る
入口を入ってみる及川。
す、す、す、すると!!!
そこには、驚愕の人々がいたのだーーーー!!!
そ、そ、そ、そこにいたのはーーー!
な、な、な、な、なんと!!!
あらまぁあ、びっくり!なんでまた!!!
普通のおにいさんと おねえさんだった。
がががーーーーん。
すっごい普通ではないか。
みなさん、博物館のお揃いTシャツ。
あのーーー、
魔女っこメグちゃんはどちらでしょうか???
すっかり、コスプレキャバクラと勘違いしている及川に
おねえさんは言う。
「7ドル50セントです。」
がーーん。事務的だ。。。
さらに、何やら、不敵な笑顔……。
あやしい…。
* * *
そう言えば「地球の歩き方」に
日本語の案内テープがあるって書いてあったな。
じゃ、頼んでみようかね。
「あの〜、おねぇさん。日本語のオーディオガイドはありますか?」
するとおねえさんは言う。
「もちろんでございますわよ。」(←こんな感じの口調)
しかも、またまた不敵な笑顔……。
さらにあやしい…。
* * *
及川の次の人は
何やら、フランス語のテープを
さらに、その次の人は、スペイン語のテープを頼んでいたよ。
おおお、魔女博物館、
何でも揃っているねぇ。。。
しかも、オーディオガイドは無料。
でも、相変わらず、不敵な笑顔。。。
う〜む。。。
* * *
何やら、ウォークマンを渡された及川。
おねえさんの説明によると
「シアターで英語の説明の後に音楽が流れるので、
そうしたら、テープの再生ボタンを押してくれ」ということ。
ふ〜ん。そうですか。
しかし、このテープが
その後の事件の発端だったのだ。。。。がががーん。
* * *
で、この博物館。
魔女のミイラが展示されているのかな?
はたまた、ホウキに乗れるのかな?と思っていたら
どうやら、シアター形式になっていて
魔女のお話を、人形を使って説明してくれるらしい。
おおおおお。そうですか。
* * *
早速、シアターに入って
ジッと待つ及川。
やはり、世界の魔女列伝とかなのでしょうか?
サリーちゃんや、ハリーポッターの女の子も
出て来るのでしょうか??
かわいい子特集だと、いいですねぇ。。
ふふふふ。
及川も不敵な笑顔…。
* * *
すると、「1692年〜」……ナレーションが!!!
おおおおお!
始まったよ、あんた!!!
いいぞーーーー!
サリーちゃん出て来ーーーーい!!!
ひゅーひゅーー!
と、ストリップ劇場のおやじのような状態で
期待をこめて
ウォークマンのスイッチを押す及川。
し、し、し、しかし…
こんな、及川の期待とは裏腹に
この人形を使ったシアターは
あらぬ方向に進んで行く。
「セーラムに住んでいた○○ばぁさんは〜
子供達に『おまじないをかける遊び』をしていました〜」
なんでやねん。
なぜ、そんな遊びすんねん。
「すると、その中1人の子が
わけのわからない事を叫び始め、錯乱状態に…」
ほら、だから言わんこっちゃない。
「○○ばぁさんは、あやしい妖術を使う魔女だと
人々は思い始めました〜」
まぁ、そりゃそうだわな。
「そして、それが発端で、魔女狩りが!!!
『では魔女裁判を始めます!』
『そいつは魔女だーーーー!』」
盛り上がる、シアターの人形。
「そして判決が…『有罪!!』」
ががががーーーーん。
魔女は魔女でも、魔女狩り・魔女裁判だったか。。。
う〜む。
これでは、まったく
魔女っ子メグちゃんの登場する時間はないではないか!!!
がががーーん。
及川は、いつでも
「シャランラ……」と言える
準備をしていたというのに…。
ショック。。。
* * *
シアターでは
最終的に、絞首刑にされる人形が!!!
がががががーーーーん。
この町では、17世紀に魔女狩りで
20人が処刑されたらしい。
その史実を人形達がやっているらしい‥‥。
この町は、魔女狩りの暗い歴史が
あるのだな。
* * *
で、それはそれでいい。。。
問題は別の所にあるぞ、あんた。
及川がヘッドフォンをしていて聞いていた
オーディオガイド。
こいつだよ、問題は。
がががーーん。
おねえさんに言われた通り
音楽が流れ始めた所で
再生のスイッチを入れたんだけどぉ〜
その後が問題だったのだ。
* * *
人形たちが伝える
魔女狩りの歴史の説明をする日本語!!
し、し、しかし!
それが驚愕なのだーーーー!
その驚愕のテープとは!!!
及川が言葉を失ったテープとは!!!
な、な、な、な、なんと!!!
あらまぁ、びっくり!なんでまた!!
まったく何を言っているかわからん
テープだった…。
ががががーーん。
* * *
日本語は話してくれているんだけど
このナレーションをやっている
日本人らしいおばさんが
めっちゃ棒読みなのだーーーー。
しかも、めっちゃ読み方が
早いのだーーーーー。
がががーーーん。
なめとんのかーーーー。
早すぎて、よくわからーーーーーーん!!!
しかもテープのくせに
噛み噛みではないかーーーーーー!!!
噛んだら録音しなおせーーーーー!!!
なめすぎだろーーーーーーーー!!!!
及川にケンカを売っているのかーーーー!!!
責任者だせーーーーーーー!!!
* * *
ということで、
日本語のテープだけでは
よくわからないので、
話の左耳は日本語。
右耳は場内の英語を聞いていた及川。
それでようやくわかったよ、あんた。
日本語ネイティブの及川にもよくわからん日本語って
一体……?
* * *
何だか、日本語と英語を一緒に聞いていたので
めちゃめちゃ疲れた……。
これだったら、
最初から英語だけ聞いていればよかった。
あああああ。
あんな日本語をしゃべるおばさん
多分、日本人だとは思うけど
絶対、あれは魔女だな。
あんな怪しい日本語をしゃべるのは
魔女に違いない。
一瞬のうちに
及川の気力と体力を奪っていった。
がががががががーーーん。
* * *
あれは、ナレーションに見せかけた
黒魔術なのだな。
及川は、変な魔術をかけられたに違いない。
だから、めっちゃ疲れたのだーーー。
ががががーーーん。
恐るべし、魔女博物館!!!
こんな所で、魔法を体験させているのだーーー!!!
* * *
みなさんも
魔女の歴史を
セーラムでどうぞ〜。
その時には、
魔女よりも恐ろしい
日本語のテープには
十分にご用心を。
あの日本語のナレーションのおばちゃんは
魔女です!!!
おのれ、魔女裁判にかけてやる……。
そんなこんなで
旅は続くのでした。がががーん。
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