2006/08/22 Tue
すごい魔女の人あらわる!(続編)

 

早稲田実業が優勝したねぇ。。。

あの早実のピッチャー。
とりあえず、
慶應に入ってくれないかなぁ。。。

そうしたら、来年以降は
安泰なんだけどねぇ。。。

     *     *     *

そんなこんなの今日この頃。

昨日は、ボストンから電車というか汽車で30分。
セーラムという港町のお話を
お届けしましたよね。

今日は、その続きです。

    昨日の話はこちらからどうぞ。

     *     *     *

さて、昨日は
「魔女博物館」に
及川が潜入したところまで話が進んでいました。

こちらです。

   

魔女博物館には
どんな人がいるのでしょうか???

やはり、みなさん魔女の血筋をひいているのでしょうか?
魔法も使えてしまうのでしょうか???

最初から、コスプレ魔女が
勢ぞろいなのでしょうか???

う〜む。

     *     *     *

恐る恐る
入口を入ってみる及川。

す、す、す、すると!!!
そこには、驚愕の人々がいたのだーーーー!!!

そ、そ、そ、そこにいたのはーーー!
な、な、な、な、なんと!!!
あらまぁあ、びっくり!なんでまた!!!

普通のおにいさんと おねえさんだった。

がががーーーーん。

すっごい普通ではないか。
みなさん、博物館のお揃いTシャツ。

あのーーー、
魔女っこメグちゃんはどちらでしょうか???

すっかり、コスプレキャバクラと勘違いしている及川に
おねえさんは言う。

「7ドル50セントです。」

がーーん。事務的だ。。。
さらに、何やら、不敵な笑顔……。

あやしい…。

     *     *     *

そう言えば「地球の歩き方」に
日本語の案内テープがあるって書いてあったな。

じゃ、頼んでみようかね。

「あの〜、おねぇさん。日本語のオーディオガイドはありますか?」

するとおねえさんは言う。

「もちろんでございますわよ。」(←こんな感じの口調)

しかも、またまた不敵な笑顔……。
さらにあやしい…。

     *     *     *

及川の次の人は
何やら、フランス語のテープを
さらに、その次の人は、スペイン語のテープを頼んでいたよ。

おおお、魔女博物館、
何でも揃っているねぇ。。。
しかも、オーディオガイドは無料。

でも、相変わらず、不敵な笑顔。。。
う〜む。。。

     *     *     *

何やら、ウォークマンを渡された及川。

おねえさんの説明によると
「シアターで英語の説明の後に音楽が流れるので、
そうしたら、テープの再生ボタンを押してくれ」ということ。

ふ〜ん。そうですか。

しかし、このテープが
その後の事件の発端だったのだ。。。。がががーん。

     *     *     *

で、この博物館。

魔女のミイラが展示されているのかな?
はたまた、ホウキに乗れるのかな?と思っていたら

どうやら、シアター形式になっていて
魔女のお話を、人形を使って説明してくれるらしい。

おおおおお。そうですか。

     *     *     *

早速、シアターに入って
ジッと待つ及川。

やはり、世界の魔女列伝とかなのでしょうか?
サリーちゃんや、ハリーポッターの女の子も
出て来るのでしょうか??

かわいい子特集だと、いいですねぇ。。
ふふふふ。
及川も不敵な笑顔…。

     *     *     *

すると、「1692年〜」……ナレーションが!!!

おおおおお!
始まったよ、あんた!!!
いいぞーーーー!
サリーちゃん出て来ーーーーい!!!

ひゅーひゅーー!

と、ストリップ劇場のおやじのような状態で
期待をこめて
ウォークマンのスイッチを押す及川。

し、し、し、しかし…
こんな、及川の期待とは裏腹に
この人形を使ったシアターは
あらぬ方向に進んで行く。

「セーラムに住んでいた○○ばぁさんは〜
 子供達に『おまじないをかける遊び』をしていました〜」

    なんでやねん。
    なぜ、そんな遊びすんねん。

「すると、その中1人の子が
 わけのわからない事を叫び始め、錯乱状態に…」

    ほら、だから言わんこっちゃない。

「○○ばぁさんは、あやしい妖術を使う魔女だと
 人々は思い始めました〜」

    まぁ、そりゃそうだわな。

「そして、それが発端で、魔女狩りが!!!
 『では魔女裁判を始めます!』
 『そいつは魔女だーーーー!』」

    盛り上がる、シアターの人形。

「そして判決が…『有罪!!』」

ががががーーーーん。

魔女は魔女でも、魔女狩り・魔女裁判だったか。。。
う〜む。

これでは、まったく
魔女っ子メグちゃんの登場する時間はないではないか!!!

がががーーん。

及川は、いつでも
「シャランラ……」と言える
準備をしていたというのに…。

ショック。。。

     *     *     *

シアターでは
最終的に、絞首刑にされる人形が!!!

がががががーーーーん。

この町では、17世紀に魔女狩りで
20人が処刑されたらしい。

その史実を人形達がやっているらしい‥‥。

この町は、魔女狩りの暗い歴史が
あるのだな。

     *     *     *

で、それはそれでいい。。。

問題は別の所にあるぞ、あんた。

及川がヘッドフォンをしていて聞いていた
オーディオガイド。

こいつだよ、問題は。

がががーーん。

おねえさんに言われた通り
音楽が流れ始めた所で
再生のスイッチを入れたんだけどぉ〜

その後が問題だったのだ。

     *     *     *

人形たちが伝える
魔女狩りの歴史の説明をする日本語!!

し、し、しかし!
それが驚愕なのだーーーー!

その驚愕のテープとは!!!
及川が言葉を失ったテープとは!!!

な、な、な、な、なんと!!!
あらまぁ、びっくり!なんでまた!!

まったく何を言っているかわからん
テープだった…。

ががががーーん。

     *     *     *

日本語は話してくれているんだけど
このナレーションをやっている
日本人らしいおばさんが

めっちゃ棒読みなのだーーーー。
しかも、めっちゃ読み方が
早いのだーーーーー。

がががーーーん。

なめとんのかーーーー。

早すぎて、よくわからーーーーーーん!!!

しかもテープのくせに
噛み噛みではないかーーーーーー!!!

噛んだら録音しなおせーーーーー!!!
なめすぎだろーーーーーーーー!!!!

及川にケンカを売っているのかーーーー!!!

責任者だせーーーーーーー!!!

     *     *     *

ということで、
日本語のテープだけでは
よくわからないので、

話の左耳は日本語。

右耳は場内の英語を聞いていた及川。

それでようやくわかったよ、あんた。

日本語ネイティブの及川にもよくわからん日本語って
一体……?

     *     *     *

何だか、日本語と英語を一緒に聞いていたので
めちゃめちゃ疲れた……。

これだったら、
最初から英語だけ聞いていればよかった。

あああああ。

あんな日本語をしゃべるおばさん
多分、日本人だとは思うけど
絶対、あれは魔女だな。

あんな怪しい日本語をしゃべるのは
魔女に違いない。

一瞬のうちに
及川の気力と体力を奪っていった。

がががががががーーーん。

     *     *     *

あれは、ナレーションに見せかけた
黒魔術なのだな。

及川は、変な魔術をかけられたに違いない。

だから、めっちゃ疲れたのだーーー。

ががががーーーん。

恐るべし、魔女博物館!!!

こんな所で、魔法を体験させているのだーーー!!!

     *     *     *

みなさんも
魔女の歴史を
セーラムでどうぞ〜。

その時には、
魔女よりも恐ろしい
日本語のテープには
十分にご用心を。

あの日本語のナレーションのおばちゃんは
魔女です!!!

おのれ、魔女裁判にかけてやる……。

そんなこんなで
旅は続くのでした。がががーん。


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