2001/01/17 Wed
新幹線の車掌さん

 

この前、仙台から東京に帰る途中のこと。

新幹線に乗って
いい気持ちで夢の世界に行っていました。
しかし、そんな及川を眠りから覚ます神の声が・・・。
「緊急停車いたしま〜す!」

おおお?
その部分しか聞こえなかった及川は
何があったんだかさっぱりわかりません。
起こされただけで、非常にやな感じ。
しばらくして、またアナウンス。
「7号車の床下から異音がするため
緊急停車して、床下を調べます・・・。」

何?異音?
何かしかけられているのでは・・・。爆弾か?

こんなとき、ふと思い出した1本の映画。
30年くらい前の作品で
高倉健が主役のやつ。
新幹線に爆弾が仕掛けられていて
その爆弾は、新幹線が時速60キロ以下になると
なんと爆発してしまうのだ!!!

ひょっとひて今回も、高倉健が・・・。
やるな、高倉健!

ということは、緊急停車したら
爆発してしまう〜〜〜。
きゃ〜〜〜、どうしよう!
と、一人、考えが暴走しているおいかわ。

新白河の駅で停まるため
次第にゆっくりになってくる新幹線。
及川は5号車に乗っているので
さすがに死を覚悟したね。

手に汗握る時間が流れ・・・
それから5分。
新幹線は何事もなく
新白河駅に停まったのでした。

なんだ高倉健も見掛けだおしだな・・・。
と、あいかわらず考えが暴走しているおいかわ。

そんな中、また車内アナウンスが・・・。
「ただ今、7号車の床下から異音がしたため
床下を点検します。
現在、運転士が走って7号車まで向かっております。」
おおお!!緊迫しているな〜。
非常に他人事ではありますが
なんとなく「運転士頑張れ!」と
応援したくなるから、不思議なものです・・・。

「ただ今、運転士が7号車に到着しました」

車掌はスポーツ中継のように
運転士の行動を実況しています。
すごい!!こんな新幹線は初めてなのだ!

でも、このスポーツアナ顔負けの実況をする車掌さん。
あなたは、実況だけで
運転士は助けないのか?
一緒になって見に行かないの?
運転士は1番前から走って来ているのに・・・。

「おまたせしました。
何事も異常はありませんので、運転を再開します。
現在、運転士が運転台に走って戻っております。」

頑張って走った運転士もすごいけど
最後の最後まで実況していた
車掌さん!
あんたが一番すごいよ。

マスコミ人として
ちょっと考えさせられた事件でしたね〜〜。


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