2001/10/09 Tue
ももたろう

 

先週、ゆうゆうワイドのゲストに
パックンマックンが来たよ。
ほら、ジャストにも出ているあの2人組。

時々どっちがマックンで、、、と悩んでしまうけど
多分、パで始まる日本人は林家パー子さんくらいだろうから
パックンが外国人の方なのでしょうね〜。
このパックンはハーバード大学卒らしいから、すごいよね。

ま、それはよしとして、
番組の中でパックンマックンは生で漫才をしました。
ラジオのスタジオにスタンドマイクを立てて。
中身は新説ももたろう。
ももたろうが空母ミッドウェーで鬼が島に乗り込むと・・・
みたいな感じ。
その時は空爆開始間近とも言われていた時だったので
ちょっとどっきりする内容でしたが
めちゃ面白かったのだ。

で、これを聞いていて考えたのですが
桃太郎って、鬼が島に鬼退治に行ったんだよね。
鬼を退治して金品を奪って帰って来たんだよね。
むむむむ。
鬼に捕われていた捕虜や人質を解放したという話は聞かないもんね。
ということは、鬼を退治するという名目の侵略戦争だったのでは?
これはいけません!!

鬼は鬼が島で
鬼なりに平和な暮らしをしていたはず。
鬼は海を渡って来て村を襲ったということですが、
それならば、その容疑者の身柄を確保すればいいのであって、
何も、外相会談なりの交渉を持たずに
突然攻めて行ってはいけません。
しかも金品を奪って来るとは、極悪非道。
悪いことをした鬼を罰するだけで
その他の鬼をも攻撃する必要はないのだ。

これは、ただの侵略戦争に違いない!!

今、このような状況でいきなり攻めて行ったとしたら
国連が侵略行為の議決をして
多国籍軍が鬼の味方になるはずです。
たかだか桃太郎と動物3匹の桃太郎軍に勝ち目はありません。
まずキジがパトリオットかなにかで撃ち落とされて
イヌはステルス戦闘機の空爆で
やられてしまうんでしょうね〜。
サルはアメリカ軍の「きびだんごよりおいしいm&m’s」という
甘い言葉にだまされて、寝返ったりなんかして
あっと言う間に桃太郎軍は崩壊です。

ま、桃太郎も動物しか家来につけられないという
友達もいない悲しい境遇だったのはわかりますが
もっと、国際世論を味方につけた行動をしていかないと
今の時代、戦争に勝つことは出来ません。
と考えると、「桃太郎」は子供に読ませてはいけないのかも。
桃太郎は有害図書なのかも・・・。

ちょっと、文学系の学会に所属しているみなさん!
この桃太郎の問題を取り上げてよ。
未来ある子供には
もっといい話を聞かせてあげたいと思いませんか〜?
こんなこと考えるのは及川だけか?
ま、とにかく、桃太郎は有害すぎてすごい本なのだ。
危険、危険。


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