2003/03/27 Thu
すごい入試問題 結果発表!

 

東京は桜の開花宣言!
おめでとうございます。
春ですねぇ。
毎日暖かいね〜。しあわせだなぁ。

昨日は夜も思ったより暖かくて
気付いたら布団を蹴飛ばして寝てた。
今日はめっちゃ調子悪い。
暖かいのも考えものだなぁ。。。

     *     *     *

そんなこんなの今日この頃。
社会の様々な事象に
鋭いメスを入れ続けている「今週のおいかわ」。

以前、今週のすごいもので特集した
入試問題の話。覚えていますか?
今日は、その結果発表です。

前回の話を知らない人は
今回の話についてくることができないので、
前回の話(ここから行けます)を読んでからにしてね。

さて、そのデーズスペクターが解けなかった
入試問題。
今年はどうなのでしょうか?

こちらが今年の問題。
日本で最も多く英文を読ませる入試と
一部では噂になっているとか、いないとか。

そうだねぇ。。。下の問題を見ると
信じられないくらい長いもんねぇ。。。
(クリックすると大きくなります。)
目がテンになるねぇ。
でも、これで半分。
同じくらいの長文問題が
もう1題出てくるのだ。。。

この問題を
ネイティブの人々は解けるのか
NYの田中さんに依頼して
詳しく調査してもらっていたのだ〜。
その結果!
これがすごい!

田中さんは
10分くらいで上の問題を解いてみたら
9割くらいできたらしい。
おおおおおお。
さすがコロンビア大学ジャーナリズム大学院。。。

で、ミッシェルさんは
7分で上の問題を解いたらしい。
その結果は
な、な、な、なんと
30問中28問正解!
ケアレスミスの2問違いだけ!
おおおおおおおお!
さすが超名門スタンフォードビジネススクール!
全米最高峰!

それだけできれば
ミッシェルさんは
あっと言う間に慶應合格だよ。
まぁ、英語の他に
これまた受験生泣かせの
拷問のような小論文があるけど。
   及川の時は小論文が120分の試験時間で
   資料を読むだけで100分近くかかった。。。
   確かに拷問だった。

ミッシェルさんは才色兼備だからな〜。
すごいな〜。
ちなみに素敵なミッシェルさんは
こちらで見られます。
(日本珍道中が、めっちゃ楽しい。)

で、問題を解いたミッシェルさんの感想。
「この問題文はまったく、つまらない。」らしい。
主旨が一貫しない感じで、
人を引き付けるような書き方がされてないので、
つまらない、退屈と言っていたらしい。

ふ〜ん。そうなのか。。。
文章自体がつまらないのか。

でも確かに、入試の問題とか
英文解釈の参考書の問題って
日本語に訳しても
わけがわからん時があるもんなぁ。
現代文の試験問題も
つまらない時がありますもんねぇ。

やはり、問題にするからには
面白い文章にしてもらいたいものだ。

例えば、「牧伸二はどうやってネタを作るのか?」だったら
ミッシェルさんも楽しく解けたかも。
  なぜかミッシェルさんは
  牧伸二の「♪あ〜ああ、やんなっちゃった」が
  かなりのお気に入りなのだ。

     *     *     *

で、問題自体に
おかしい所があるらしい。
ネイティブの人が読んでも
意味がわからない所があるらしい。
(詳しいレポートは一番最後に掲載してます。)

おおおお!
そんなことでいいのか?慶應!
ネイティブの人でも解答を出すのが困難な所が
あるらしいぞ。
それって、入試ミスではないのか?
むむむむ。

でも、ミッシェルさんが
9割以上できていたということは
まぁ、ちゃんとした通じる英語で
大部分は書かれているということだな。

ということは‥‥
3年前くらいの問題で
6割くらいしかできなかった
デーブスペクターって一体。。。

ということで、調査の結論。
『デーブスペクターのニセ外人説 さらに強まる!』

やはり、あの人は
アメリカ人ではなさそうだ。。。
これで、かなり怪しくなりました。

今後、みんなで協力して
決定的な証拠をつかまえましょう!


詳しいレポートはこちら。
慶應の入試課の人々に
読んでもらいたいものだ。
 (田中さんからのメールを、ほぼそのまま掲載しています。)

及川へ。

ミッシェルが
入試問題に挑戦したことのリポートです。
忙しいので問題1しかできなかったけど、
7分かけて(かなりのスピード解答です)、
ななんと、ケアレスミスの2問間違いだけだった。

彼女は、
大学はデューク大
(全米大学ランキングのトップ10以内にいつも入っている)
大学院は、全米ビジネススクールの最高峰である、
スタンフォードビジネススクールを出ているので、
普通のアメリカ人ではないので、
これが、全米の平均を示すとは思われない。

で、面白いのは、ミッシェルの感想。
彼女は「この問題文はまったく、つまらない。」ということだった。
主旨が一貫しない感じで、
あちこち、流れている感じで、
人を引き付けるような書き方がされてないので、
つまらない、退屈と言っていた。

で、さらに、書くと、
問30で、この文章の題を当てるものがあるけど、
これは、おれも、ミッシェルも、
"The Market oppurtunity of our time"を選択。
だけど、代ゼミの解答は、
"The paradox of time "である。
これは、代ゼミのミスの可能性が???と、
二人で考えている。
もし、これが正解なら、
疑問に感じる所がある。

というのは、最終段落で、
"The Market oppurtunity "のことを述べていて、
全体の流れとして、第一段落から、この最終段落への結論へと、
導く流れにみえるからだ。

第5段落で、
確かに、パラドックスの雰囲気をだしているが、
もしそれが、題名なら、
この文章の流れは
後半にかけて
かなり澱んでいると言えよう。
あるいは、この文章自体は、ここで終わらず、
慶應が、勝手にここで、問題文を切っているのか?
ということだ。

それから、前に私が疑問に思った、Q24だが、
やはり、ミッシェルも、
これの解答文が稚拙であるために、
正解を出すのが困難といっている。

(取捨選択方式でしか出ないということだ。)

というのは、
"PEOPLE SPEND MORE
EVEN THOUGH IT MEANS DECREASING THEIR LEISURE TIME"
というのは、日本語に訳すと、
「彼らは、より出費をするようになる。
例えそれが、
彼らの余興時間を減らすことを意味することになっていてもだ」であり、
これが、正解とされているが、
日本語で意味が通じるだろうか?
英語でも???である。

でも、ミッシェルと話していて、
どうして、出費することが、余興時間を減らすことになるのか?と
議論していたら、
「出費をして、結局ーーーーそれで、お金が少なくなるために、
ーーーー余興にお金をさくことができなくなり
ーーー余興時間が減る」と解釈するしかない。

だから、わたしが、Q24に疑問を呈したのは、
意味がはっきりしないということで、
アメリカ人のネイティブが解いても
同じことを言っているから、説得力があるだろう。
だから、Q24は解答文自体が稚拙であり、
愚問であると言えると思う。

以上、リポート。

ひろあき

なろほど。。。
確かに日本語にしても
何だか意味がわかりませんねぇ。

やはり問題がマズいような気もします。

でも、デーブスペクターは
ニセ外人っぽいです。


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