2002/12/06 Fri
すごい哲学の道

 

またまたまたまたNY在住の田中宏明さんのサイトで
ミッシェルさん日本珍道中が紹介されています。
なんと、シリーズ第6話。こちらからどうぞ。

ミッシェルさんは
阪急電車に乗ったのですねぇ。
阪急電車は大きいのか〜。
多分、それはハイソな芦屋レーヌの
御用達だからなのでは?
素敵な御夫人が、セバスチャンと一緒に
乗ってそうな気がするでしょ〜。
(使用人の代名詞にされている
セバスチャンという名前も気の毒に‥‥)
そのために広いのでは?

ま、本当の金持ちは
電車は使わないと思うけど‥‥。

さらに第7話では
おいかわ流行語大賞にも選ばれた
「ただの酔っぱらいです」という言葉の
誕生秘話が紹介されています。
なぜ、ミッシェルさんは
こんな日本語を真っ先に覚えてしまったのでしょうか?
詳しくはこちらでどうぞ。

そんなこんなの今日この頃。
ミッシェルさんの日本珍道中を読んで
及川の京都珍道中を思い出しました〜。

そうそう、あれは忘れもしない
確か13年前くらい前だったような(忘れているではないか!)。
及川は失恋の痛手を癒そうと
京都に傷心旅行に行ったのだ。

ちょうど、高校の同級生が京都大学に通っていて
まぁ、宿には困らなかったのさ。

で、現在、東京アナウンスセミナーにいらっしゃる
永井さんというアナウンサー界では有名な方に
コースを作ってもらって
その通りに行ったのだ。

まず、清水寺。
ここでおみくじを引く(おみくじもコースの一部)。
よし!大吉でも引いて気分一新と行こう!
で、気合いを入れて棒を引いたよ。
「八十八番」
おおお、いいねぇ、末広がりの「八」がふたつも。
おみくじを出してよく見ると
『凶』

うっ‥‥。
傷心旅行で来ているのに。。。
とどめをさすような おみくじだな。
本当に清水の舞台から飛び下りたくなるような心境。。。

実際に飛び下りようと
舞台の上から下を覗き込んだら
木がいっぱい生えていて
枝に串刺しになるような感じだったので
グロいからやめました。。。あああ、串刺しはいやだ。

その後、南禅寺で庭を眺めながら
物思いにふける。
作ってもらったコースには
「物思いにふける」という指示まで
しっかりとされているのである。。。
庭を見て、後ろの山の稜線との微妙なバランスが
物思いにふけるのには最適らしい。
でも、物思いにふけったところで
さらに傷が深くなるというもの。。。

傷を深めて、南禅寺の裏にある「麩」料理店で
麩づくしの料理を食べる。
5000円くらいのコース。
麩菓子はあんなに安いのに
どうしてコースはこんなに高いのか?と
世の中の不条理に疑問をもつ。。。

で、その後、銀閣まで「哲学の道」を歩くのだ。
あの道は何かすごいねぇ。
確かに、哲学するにはいい感じの道だね。
人間の真理というか、むずかしい事を
歩きながらなんとなく考えてしまう道なのだ。
むむむむ。。。人間とは。。。

と、考えているのも及川には
最初の5分かな。
なんせ、銀閣が遠い!
哲学の道が長い!
あんた、東京駅の「京葉線乗り換え通路」のようだよ。
行けども行けども、全然着かない。

結局、疲れて果てた記憶が。。。
でも、哲学の道は教えてくれたね、
「考えるだけムダ」
歩くことだけではなく
考えることにも疲れ果てたのだ。。。

おおお、そう思うと気が楽になったよ。
いや〜、心の傷が癒されたね〜。
さすが永井さんの選んだコースだけある。
素晴らしい傷心旅行になりました。

で、で、で、でも、、、
心の傷は癒えたんだけど
身体の傷が。。。
むっちゃ、ふくらはぎが筋肉痛なんですけど。。。
もう、それ以降はすべてタクシー移動。
あああ、懐の傷も深まっていく。。。

恐るべし哲学の道。
筋肉痛で、人生を悟りそうなそんな予感。
それが哲学なのか。
あああ、ソクラテス、プラトン、アリストテレスよ
今まで
「あんたら、わけわからん」なんて言って
ごめんよ。
及川も、哲学を始めるよ。。。


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